ブックタイトル明星大学 心理学年報 第32号

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明星大学 心理学年報 第32号

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明星大学 心理学年報 第32号

大橋・田村・中村・高下・黒岩:被災地支援におけるアクション・リサーチのプログラム評価をめざして43Figure. 1郵送式調査の自由記述の内容の対応分析□は年代を表す名義変数,○は抽出された頻出語,大きさは頻出頻度を表すつなぎ手を求めている「高齢者」,6復興の行方を考えている「働き盛り」,7津波によって失ったものたちへの想いなど,を見出すことが出来た。心理教育プログラム(講演会)回収された質問紙から,参加者の年代は,50歳代が半数,60歳代が1/3を占めた。性別は女性13名,男性1名であった。講演会の内容の満足度については,すべての参加者が肯定的に評価していた。参加の契機:「講演会」への参加の契機について,複数選択で回答を求めた(Table.5)。20~30歳代は,広報や保健センターが契機となっており,またその中には村外からの参加者が含まれていた。50歳代は,広報や保健センターが主な契機となっており,また知人からの声掛けによる参加も含まれていた。このことからは社会的なネットワークへのアクセスが可能で,地域に伝搬させる力を持っていることがうかがえる。60歳代は,バラ配布が契機となっておTable. 5講演会の参加者年代と参加契機参加契機年代回答者広報バラ配布知人保健センター20歳代1(5.6%)100130歳代0(0.0%)000040歳代1(5.6%)110150歳代5(27.8%)311260歳代3(16.7%)030070歳代0(0.0%)0000不明8(44.4%)2613計1881127