出願前にチェックしていただきたい3つのポイント
あなたは、大学進学の志望先として、なぜ心理学部を選んだのでしょうか?
- 心理学は面白そうだから?
- 「心」に興味があるから?
- 自分や他の人の悩みをなんとかしたいから?
いろいろな動機があることでしょう。 けれども、少し落ち着いて考えてみて下さい。
- あなたが思っている「心理学」と、心理学部で教えていることが違っていたら?
- あなたが思っている「心」と、心理学で扱う「心」とが違っていたら?
- 心理学を学んでも、すぐにあなたや他の人の悩みが解決するわけではないとしたら?
出願の前に、次の3つのポイントについて、ぜひ確認していただきたいのです。
ポイント1:「大学で学ぶ心理学」を知る
心理学部の教育内容は、あなたが学びたいことと一致していますか?
心理学部の入試に、心理学の専門知識は必要ありません。しかし、入学後に学ぶ心理学の概要については、的確に理解しておく必要があります。「大学で学ぶ心理学」を誤解したまま心理学部に入学してしまうと、授業に興味が持てず学業不振に陥ってしまうなど、困ったことになりかねないからです。
ポイント2:「学びの進め方と目標」を知る
心理学部が養成する人材像は、あなたの将来の目標と一致していますか?
あなたは、将来どのように生きて行こうと考えていますか。そして、そのようなあなたの将来にとって、心理学部での学びはどのように役立つでしょうか?
将来を見据えて進学先を選択するために、心理学部では、どのような目標で人材を養成し、そのためにどのような授業を行っているのか、調べましょう。
ポイント3:心理学を学ぶために必要な準備をする
大学で心理学を学ぶために、どのような準備や努力が必要でしょうか?
重要なのに忘れがちなのは、「心理学の学びが、あなたに何を求めるか」についても調べておくことです。心理学を学んで行く上で必要な条件を、あなたは充たしているでしょうか? もし全ては充たしていないとすれば、心理学を学ぶために、どのような準備や努力が必要でしょうか? 心理学部が入学者として受け入れる人に求める条件を、「心理学部のアドミッションポリシー(入学者受け入れ方針)」と呼んでいます。